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Special Things/드라마

최고의이혼(最高の離婚)_7화_유카의 전하지 못 한 편지




光生さんへ


光生さんだって。今自分でそう書いててびっくりしました。


あなたのことを名前で呼ぶのは、ちょっと記憶にないぐらい久しぶりな気がして何か緊張します。


取りあえずご報告です。


私、家を出ました。


部屋を見てびっくりしましたか?

口 開いてませんか?

今、説明しますのでひとまずそれを閉めてください。



あのね光生さん。

やっぱりこのまま一緒に住んでいるのは変だと思いました。


私たちは離婚して結構たつし、何かと支障があると思うのです。


どんな支障かはうまく説明できないのですが、最近どうもまたあなたのことを見てると、変にざわざわとするのです。


私なりにそのざわざわを打ち消すとか、あるいは元に戻す努力を検討してみたのですが、どちらもうまくいきませんでした。



私、あなたのことを変だとか言いましたが、どうやら誰より変なのは私なのかもしれません。


いろんなことの調整がうまくできないのです。



好きな人とは生活上気が合わない。

気が合う人は 好きになれない。


私、あなたの言うことやすることには何一つ 同意できないけどでも、好きなんですね。


愛情と生活はいつもぶつかって、何というか、それは私が生きる上で抱えるとても厄介な病なのです。



前に映画見に行きましたよね?

ほら、私が10分遅刻したとき。


横断歩道を渡ったら、待ち合わせのところにあなたが立っていました。


寒そうにしてポケットに手を入れてました。


この人は今、私を待ってるんだ。


そう思うと、何故か嬉しくなって、いつまでも見ていたくなりました。


それは映画を観るよりずっと、すてきな光景だったのです。



あなたをこっそり見るのが好きでした。


あなたは照れ屋で、なかなかこっち向かないから、盗み見るチャンスはたびたびあったのです。



目黒川を2人で並んで歩くとき、こっそり見てました。


DVD見てるとき、本読んでるとき、いつもあなたを盗み見て気持ちは自然と弾みました。



桜が見える家にお嫁にきて、桜が嫌いな人と一緒に暮らして。


だけどあなたが思うより、ずっと私はあなたに甘えていたし、包容力っていうのとは少し違うけど、あなたの膝でくつろぐ心地よさを感じていました。


一日、日なたにいるようなそんな、まるで猫のように。


もしかしたら私は、この家に住む3匹目の猫のようなものだったのかもしれません。



おいしいご飯、ありがとう。


暖かいベッドを、ありがとう。


膝の上で、頭をなでてくれてありがとう。



あなたを見上げたり、見下ろしたり、盗み見たり、まじまじ見たり。


そんなことが何よりかけがえのない幸せでした。



光生さん、ありがとう。


お別れするのは自分で決めたことだけど、少し淋しい気もします。


でももし、またあなたをこっそり見たくなったときは、あなたにちょっと話しかけたくなった時はまた、どこかで…」

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